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DARK CRYSTAL : ウィキペディア日本語版
DARK CRYSTAL[だーく くりすたる]

DARK CRYSTAL』(ダーク・クリスタル)は、1989年4月10日に発売された吉田美奈子通算11作目のスタジオ・アルバム
== 解説 ==
アルバムとしては『BELLS』〔『BELLS1986年9月発売 Edition Gaspard CD:MCD-2〕以来3年ぶりだが、一般的なアルバム・リリースとしては1983年の『IN MOTION』〔『IN MOTION1983年3月25日発売 ALFA LP:ALR-28048〕以来6年ぶり。しかも、創美企画という既成のレコード会社とは異なるメーカーからのファースト・リリースという本作。吉田美奈子はアルバム制作のいきさつを「5年前に契約をフリーにしちゃったのね。契約がなくても音楽はやれるしね。だけど、それもどっちでもいいやと思ってた時期にプロポーズされたんです。だから、それだけなんですよ。別に何をやるんだっていうのは常になくて。大志は全然抱いていないわけで、かと言って刹那主義じゃないけど。トータリー・マイルドというかね、わりと自然だから。別にやってもいいかなと思っただけ。レコーディングするといえば、いつでも作れるでしょ。だから、単にそれだけ」〔『週刊FM』1989 No.8(音楽之友社)P96、1989年4月3日発行〕だと答えた。
これまで多くのセッション・ミュージシャンをバックに歌ってきたが、本作ではほぼ全てを彼女自身が手がけている。サウンド・プロダクションについては「結局、全部の音に責任を持ってるから。どうしてもこういう人の音が欲しいっていうのがなっかたら、じゃあ、自分の好きな音だけ入れればいい。それが、他人から言えば吉田美奈子のパーフェクトになっちゃうわけでしょ。それを聴く人が、力が入っているように思っちゃうんじゃないかな。でも音楽的に言えば楽器は少ないし、空気を聴かせたいと思って作っているから。最終的な音の広がりっていうのは声で作っているから、楽器が多いように聴こえるのかもしれない」〔という。また、読んだ時と音と一緒に聴いた時とで違ったニュアンスを感じる歌詞については「日本の漢字ってとても良いものだと思うのね。どれだけの人が歌詞カードを読むのかわからないけど、やっぱり詞を書くんだったらあのくらいの楽しみはいただきたいと思うのね。だから、ああいう当て字をよく使ったりするんだけど」〔と答えている。
M-1「STARBOW」ではイントロに『BELLS』〔収録曲「WIND」の断片がサンプリングされている。M-3「TANG TANG」のコーダで聴かれるミュート・トランペットのような音はミニモーグフェアライトCMIを組み合わせたもの。M-8「DECEMBER RAIN」は彼女自身のピアノによる弾き語りの曲。
後に本作はジャケットを作り替えてMCA VICTORから再発〔『DARK CRYSTAL』1995年11月22日発売 MCA VICTOR CD:MVCD-29〕、さらに完全限定盤の5枚組BOXセット『吉田箱』〔『吉田箱』2006年2月22日発売 avex io 5SACD:IOCD-20140/4〕の一枚として“New Mix”で再々発された。後に吉田は本作を「RCA時代に一緒にやっていたスタッフがレーベルを作ったので。その人たちとのかかわりで。が亡くなったこともあって、精神的に閉鎖された状態で、だからものすごく硬質な機械みたいな歌で、そのあまりにも硬質な部分がグルーヴを生んだようなインパクトがあるんですよ。最近BOXで出しなおしましたけど〔、今だと“この音はちょっと邪魔かな”と思うところもあります」と振り返っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「DARK CRYSTAL」の詳細全文を読む




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